■ 「カミユ・クリスマスライブ」の熱い夜

AG3A0426

客席を埋めた観客は自営業、主婦、地方議員、デザイナー、医師、教員
など様々。
経済~文化システムが揺らぎ、虚無的な空気が濃厚な21世紀初頭に、
それでも人生を掛けてチャレンジするカミユの姿に、観客それぞれが自分を
重ねているようにも見えた。

「成長ぶりが楽しめた熱い熱いライブたった」と語るのは今年3月の初ライブ
『ピアフへの道』にも参加したグラフィックデザイナーの小川 修さん。

「フランス語(での歌)は何が何だかさっぱり分かりませんが、でも生きる情熱は
理解できました」。
これはフクシマ原発被災者で5年余り金沢で避難生活を続けているM子さん。
カミユの歌を聴きたいと夫婦で参加した。

「リスクを負わないと成長できない」。
プロダンサーとしての国際的なキャリアを封印して歌手への第1歩を踏み出した
カミユ覚悟の一夜だった。

カミユ自身はライブ直後のFBでこう述べている。

「MERCI BEAUCOUP!!!
観に来てくださった、
遠くから応援してくださった、
皆様、本当に有難うございます。
「茶房 犀せい」
この渋い空間の中で…
心地の良いちょっと早めのクリスマス!
たくさんお喋りしながら歌う1部から
ノンストップのPIAF特集ライブの2部まで
客席と一体化した。
お陰さまでお店はいっぱい。
同級生のお友達が駆けつけてくれたり、
文化を大切にし活動する政治家たち、
大地震の被害で金沢に避難してきた方たち、
みんなの視線に、私も胸が熱くなりました。
「次も来るから!」が続く、
この言葉が何よりも嬉しかった。
一つ階段を上った。
そんな感覚、
ここから始まる。
明日からまた勉強。
生きるエネルギーになる…
それがほんとのライブなんだと知る、
2016年12月5日の夜」

P1070170

P1070351

P1070144

P1070164

012

P1070383

カミユ中日記事16.12.3

イベント情報 16 年 12 月 8 日

金沢・茶房 犀せい 石川県金沢市片町1-3-29 076-232-3210 定休日:日曜・月曜・祝日 17:00~23:30