【 金沢独特の風習 “あじさい縁起” 】
今年2013年は 7/18(木)に実施!
紫陽花が映える季節。金沢にはこの紫陽花にまつわる伝承がある。
7月の土用の日の正午、或いは午前0時に紫陽花の花房を切って
半紙にくるみ、水引で結んで家の玄関に下げておくと商売が繁盛する
というのだ。
民俗学者・小林忠雄さん(北陸大学教授)の著書『金沢、まちの記憶、
五感の記憶』に詳しい(134ページ)。
それによると、紫陽花は他の家のものでなければならず、花を切る際は
「今日のこの日に紫陽花の金袋、紫ものぞ我がものとしれ」
と唱えなければならない。
ゲンを担いで「犀せい」では昨年から縁起ツアーを実施している。
昨年参加したある眼科医は「いいことがあった」という。
御利益はともあれ、季節に連動して行動すると俳句の吟行のようで、
格別の味わいがある。
今年は 7/18(木)に「決行」する。参加者は午後11時頃、
犀せい集合。
※文化の色濃い「金沢流」の深層に迫るガイドブック『金沢、まちの記憶~』
は能登印刷出版部刊、1900円(税別)。犀せいで取扱中。
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