コラム 2014年 7月 24日 掲載 (№150)
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紫陽花縁起は全国各地にあるようだが、金沢では7月の土用の日の
正午(深夜0時という説もあり)に紫陽花の花を切って半紙にくるみ、
水引で結んで玄関に吊り下げておくと商売が繁盛するといういわれがある。
『金沢、まちの記憶 五感の記憶』(小林忠雄北陸大教授著/民俗学/
能登印刷刊)に詳しい(134ページ)。
同書によると、紫陽花は他家のものでなければならず、花を切るときには
「今日のこの日に紫陽花の金袋、紫ものぞ我がものとしれ」と唱えなければ
ならない。
ご利益があるかどうかはともかく、盛夏の一日、昔から伝わる風習に身を
委ねてみるのも俳味があって、なかなか味わい深い。
※今年は土用の日の 7/20 午前 0時に決行する。
7/19(土)の午後10:30~11:00 頃に「茶房犀せい」集合。
半紙、水引は犀せいで準備する。
↓
金沢・茶房 犀せい 石川県金沢市片町1-3-29 076-232-3210 定休日:日曜・月曜・祝日 17:00~23:30